肩こりからくる頭痛やめまいのお話
肩こりからくる頭痛やめまいのお話
今回は肩こりとそれに伴って起こり頭痛やめまいについて考えてみたいと思います。
当院に肩こりがひどくてお越しになる方のうちで、約半数の方が「同時に頭痛がするときがある」と訴えられます。また約1割未満の方が「めまいがするときがある」と訴えられます。
結構多くの人が肩こりだけでなく、それがひどくなると頭痛やめまいが引き起こされていることがわかります。肩こりだけならまだ耐えられるかもしれませんが、頭痛やめまいとなると日常生活に支障が出かねません。
頭が痛いからといってアスピリンなどの痛み止めをしょっちゅう飲んでいたりすると今度は「胃の調子が…」となりかねませんしね。
頭痛の場合は頭全体、目の奥の部分、おでこの部分、後頭部、こめかみの部分に痛みを感じる人がいます。
めまいの場合はおもに朝起きるとき、イスから立ち上がろうとしたときなどに起こるようです。
肩こりからくるこれらの現象は、どうしてこのように頭痛やめまいを引きおこすのかを筋肉のコリという関係から考えて述べていきたいと思います。
そもそも筋肉の両端は腱を通して骨に付いていて、筋肉が収縮することによって付着している骨と骨との間の距離が短くなり、骨が動いてからだが動くことになります。
普通、体幹(体の胴体の部分)から遠い方の骨が動きます。
だから肩や首の骨についている筋肉が収縮することによって、肩が動かせたり、首が回せたり背中をすくませたりすることができるのです。
肩コリや首のコリというのは、これら肩や首を動かす筋肉が何らかの理由で縮んだままになっていたり、その筋肉の一部が縮んで固くなっている状態といえます。
そこでちょっと考えてみましょう。
肩や首を動かす筋肉は片方は肩や首に付いていますが、もう一方側はどこに付いているのでしょうか?
もう分かってきましたか。そうです、肩や首に付いている筋肉の片方には頭(特に後頭部)に付いているものがあるんです。また、肩に付いている筋肉には首の骨に付いているものがあり、そこからさらに頭やその周辺に付いている筋肉があるんです。(注:臨床操体法の力の連動性の項参照)
ですから、肩や首のコリがひどくなると肩や首の部分だけでなく、筋肉の付いている頭の部分を常に引っぱっている形となり、頭痛やめまいを引きおこすものと考えられるのです。
実際、肩こりがひどくて頭痛を引きおこしている人の後頭部をさわってみると首の部分から後頭部まで筋肉が固く、押すと痛みや気持ちよさ(気持ちいいと言うことはコっている証拠)を感じるようになります。
この場合の頭痛はおでこの部分や目の奥の部分、頭の後ろの部分さらには頭の全体に現れる人が多いようです。また左右でコリの差があるときにはコっている側のほうに痛みが出てくるようです。
たとえば「右目の奥が痛い」とか。
こんなときには、首の後ろから後頭部にかけて軽く揉んでみてください。
この部分の筋肉がゆるむと痛みは少し軽減されていくでしょう。
外反母趾のお話
肩こりや腰痛などで当院にお越しになる方にはたまに外反母趾の方が来られます。
外反母趾はハイヒールなどの先の細くなった靴を履くとなりやすいと言われます。
確かにハイヒール矢先の細くなったサンダルを履くのをやめて運動靴などにしたら、外反母趾がなくなったと言うことを聞きます。
けれど働く女性などはヒールを履かないでいるという訳にはいかないということもありますし、つらいですよね。
ただちょっと考えてみると、ハイヒールを履いた人がかならず外反母趾になるという訳ではないという事実です。
つまり、ハイヒールは外反母趾になる原因の一つではあるけれど、それだけが原因ではないということです。
では他の原因とは何でしょうか?
外反母趾の人を施術していると、かならず筋肉がコっている所があります。
まず一つがヒザの内側から腰骨の下側に付いている内転筋群と言うところです。
内転筋群には大内転筋、長内転筋、短内転筋さらに薄筋、恥骨筋という筋肉があります。
これらの筋肉は足(大腿骨)を体の横から内側にせばめる(内転する)働きがあるのです。
これらの筋肉がコっているということは、いつもこれらの筋肉を使っているということで、たとえば生活している中で、歩くときには内股気味にしていると推測されます。
もう一つのコっている筋は、足の裏にある母指内転筋という筋肉で足の親指の付け根から小指や薬指などの他の足の指の付け根に伸びている筋肉です。
ハイヒールなどの先の細くなった靴を履いていると、親指と小指の間がいつも狭くなって、その間にある筋肉がいつも縮んだままの状態で歩いたり生活しているためコってしまっているものと思われます。
外反母趾の人は一度自分の内股の部分や足の親指の付け根と他の指の付け根の間を押してみて下さい。コっていたり、痛かったりしませんか?
このことから、外反母趾になる人はもともと内股気味で歩いていた人がハイヒールなどの先の細くなった靴を履くことにより、歩くたびに内側に向いている足の親指はハイヒールの先で圧迫され、親指が曲がっていったものと考えられます。
結局は内股歩きとハイヒールの両方が原因で引き起こされるのではないでしょうか。
こういうときはときどきストレッチなどで内転筋を伸ばし、足の母指伸筋を手で揉んでほぐして、さらに歩くときには内股にならないよう足先がまっすぐから開き気味になるように心がけてみてはいかがでしょうか。
椎間板ヘルニアのお話
椎間板ヘルニアになった人は意外と多いのではないでしょうか?
みなさんの周りにも一人ぐらいはこの椎間板ヘルニアに人がいるのではないでしょうか?
椎間板は腰の骨(椎骨)と骨の間にあり、コラーゲンを豊富に含む繊維輪とその中にはゼリー状の髄核というものが入っておりクッションの役目を果たしています。
実は、椎間板ヘルニアの種類には2つあって、一つは椎間板そのものがグニュグニュっとはみ出してきて、それが周りの神経に触れて痛みが出るもの、もう一つは椎間板の中の髄核が繊維輪を破ってブチュッと飛び出して、そのゼリー状のものが周りの神経や組織と反応して炎症を起こし痛むが出るものです。
前者の場合は普通は横になって安静にしたり、器具で引っ張ったり、鎮痛の薬を使ったり、ひどいときには手術を行ったりします。そして痛みは長引くことが多いようです。
後者の場合はかなりの激痛だそうですが、1〜3ヵ月で治るそうです。
というのも髄核はしばらくすると分解されてりしてなくなり、炎症も消えてしまうからだそうです。
原因は炎症ですのでこの場合は整体院や整骨院などで物理的にいろいろしても楽にはならないと考えられます。
だから、あなたが椎間板ヘルニアになったとき。まずどちらのタイプなのかを調べる必要があります。普通はMRIやレントゲンを使用して背骨の状態を調べます。
前者の椎間板がはみ出したタイプの場合は整骨院や整体院などで施術が可能です。
当院の場合はおもに患部の周りの筋肉を緩め、椎間板にかかる力の負担を軽減させるようにし、必要ならば軽く腰椎の矯正を行います。
普通、椎間板ヘルニアになる部位は上半身の重さが最もかかりやすい腰椎の4番と5番の間か3番と4番の間で起こる場合がほとんどです。
また、椎間板ヘルニアになる原因には老化とか疲れ、体の歪み、外部からの衝撃などが重なって起こるといわれています。
今までお越しになった人から聞いたりした話だと、仕事などで疲れていて、さらに無理な体勢で作業などをし、背中のコリなどがアンバランスになっているとき(詳しく言うと背中にある左右の脊柱起立筋という筋肉がどちらか一方だけがひどくコっていると)起きてしまうことが多いようです。
ちなみに左右両方ともの脊柱起立筋がコっていて、立ったままだったりよく歩いて疲れている場合などにはぎっくり腰になりやすいようです。
背中が張っているなと感じたら、前屈をするなどして筋肉のストレッチをしてみましょう。
最近は、手術の方も内視鏡を使ってヘルニアを取り除いたり、レーザーを使って切り取ったりと、最新の技術がテレビなどで紹介されますが「すごいな」などと思ってしまいます。
ただ、この手術を行った場合の治癒率はどのくらいなのでしょうか?
せっかくテレビで紹介するのでしたらそこまで伝えてほしいと思います。調べてみると大体50〜80%ぐらいのようです。
内視鏡の操作も熟練が必要だそうで、手術を受けるんだったら熟練した名医にやってもらいたいなと思いますよね。
春の不調は温熱療法で
春の不調は温熱療法で
春は暖かくなって、うきうき気分の歌が多いのですが、毎年この季節は気分のすぐれない人や精神的に「なんだか変だな〜」と思われる人が出てくる季節でもあります。
統計的にも春や秋の季節の変わり目には精神的に訳のわからない犯罪が多くなるそうです。
東洋医学では冬から春にかけては気の流れが下向きから上向きに変化していく時期だそうです。(聞いた話ですが)
わたしなりに考えてみると、冬から春にかけて自律神経(注)の調節がうまくいかなくなるので調子がよくなくなるのではと考えています。
冬のあいだ寒くてじっとしていた(あまり動かなかった)のが、春になって暖かくなってくると、体を動かすようになってきます。これは自律神経で言うと、冬のあいだ副交感神経が優位に働いていたものが春になって交感神経が優位に働き出すようになってきた。
この変化にうまく対応しきれなくて自律神経の調節が不安定になって体の調子がよくなかったりしてくるのではと考えています。
そんなときには温熱療法がおすすめです。
温熱器で背骨を温めることにより、背骨に沿って存在する自律神経に熱の刺激を与えます。
初めの1分ほどは熱く感じるかもしれませんが、あとは気持ちよくなって落ち着いてきます。あなたもいままで味わったことのない「心地よさ」を感じてみてください。
(注)自律神経:私たちは手や足を意識して動かすことができますが、心臓の動きや胃や腸の動き、血圧などは意識しなくても勝手に動いています。これらを支配する神経系を自律神経系といいます。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、それぞれがシーソーのように一方の働きがよくなると、他方は抑制される相反する関係にあります。
たとえば、交感神経が活発になると心臓ドキドキ、血圧上昇、発汗、イライラ、便秘などになりますが、副交感神経が活発になると血圧下降、のんびり、おなかがよく動く状態になります
リンパの話
みなさんはリンパの流れが悪いとか、リンパの循環がどうのこうのという話を聞いたことがありますよね。
リンパ液って成分が何で、どこからどこに向かってどのように流れているんでしょうか?
血液なら心臓から動脈を通って指先や足先の毛細血管を流れ、静脈となり、また心臓に戻ってくる体循環というのがあります。
けれど、リンパ液の流れには心臓のようなポンプもなしに流れていますし、どこから始まっているのでしょう?
リンパの流れは指先や足先の体の先から皮膚の表面や内部の血管に沿って体の中心に向かい、最終的に鎖骨の下の静脈に流れるという一方向の流れなんです。
では、行きの流れはどうなっているかと言えば、実は心臓から来る動脈血がリンパ液の元なんです。
動脈血が毛細血管を通るとき、血液の血漿とかの液性成分は血管からしみ出して、細胞の中に入ります。注1)
その後、今度は細胞からしみ出して一部は静脈に戻り、もう一部はだんだん集まってリンパ管を形成され、途中でリンパ節を介しながら、最終的には鎖骨下静脈というところで合流し、また心臓から動脈として流れていくという循環をしています。
リンパ液の流れは非常にゆるやかで、1時間に120ml 程度だそうです。
ちなみにリンパの主な役目は”免疫”でリンパ球を成熟させて、細菌やウィルスを退治したり、また脂肪や比較的大きな物質なども運ぶ役目をしています。
注1)、細胞からの液性成分がなかなか排出されないと「むくみ」が起こったり、リンパの流れが滞ったりするとヒザなどに水がたまったりします。
静脈へ
↑
心臓 → 動脈 → 毛細血管 → 体の細胞 → リンパ管・
リンパ節 → 鎖骨下静脈 → 心臓へ
図、リンパ液の流れ
こんな時あなたはどこへ行く?
こんな時あなたはどこへ行く?
街を歩くと癒し関係のいろいろな看板を見ることができます。最近多いのはクイックマッサージ、アロマテラピー、リフレクソロジー、フットマッサージっていうところでしょうか。
飲み屋の多いところでは中国式(台湾式 広東式 その他)エステなんてのがあって、内容はよくわからないんですが癒してくれるようです。
あと、昔からあるのは整形外科 鍼灸院 接骨院 マッサージで、最近になって認知されてきたのが エステティックサロン、カイロプラクティック、整体院というところか。
そして、ちょっとマニアックなのが気功、ヒーリングなどでしょう。
それでは療術院というのは何なんでしょう?ほとんどの方が聞いたこともないでしょうね。
療術には4つの種目があって……(詳しくは全療協HPへ)ということなんですよ。
ですから臨床操体法はこのうちの手技という項目に入っている療法の一つに入ります。
このページを見たみなさんは体調とか目的に合わせていろいろなところへ訪れていると思いますが、その一つにこの臨床操体法を加えてみてはいかがですか?
【地図】
場所が分かりにくい場合はタクシーでお越しいただくこともできます。
当院はMKタクシー(075-721-2131)に登録されていますので、乗車する場所と当院の電話番号(075-462-6780)を言ってもらうと当院の玄関まで来ることができます。初めてで、場所がちょっと不安な方はご利用されてはいかがでしょうか?
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